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3つ目の拠点、Plug and Play Osakaを開設!

2020年7月に開設した大阪オフィス。東京、京都に続くPlug and Play Japan国内第3拠点としてPlug and Play Osakaの特色と目標について、Director を務める安藤に語ってもらいました。


安藤 慎吾 | Shingo Ando

Director, Osaka

国内通信事業会社にて大企業とスタートアップの両方でビジネス経験を積み、海外MBA留学へ。その後、外資系ヘルスケア会社を経て、2020年1月にPlug and Play Japanに入社。


ーーいよいよ新拠点の開設ですね。大阪でのプログラムの特色とは何ですか?

Plug and Play Osakaは、”スマートシティ”をテーマにプログラムを展開します。その背景には、外部要因と内部要因の2つがあります。

外部要因として、大阪は府全体でスマートシティへの取り組みを進めており、”ゼロからのまちづくり”と”再開発によるまちづくり”が今後、同時に起こる場所なんです。その点に注目してPlug and Play Osakaを設立し、テーマをスマートシティとしました。

内部要因としては、Plug and Playの海外拠点でもパリ、アムステルダム、ウィーンなどヨーロッパを中心にスマートシティプログラムが立ち上がり始めていることがあげられます。オリジナルなスマートシティの事例を大阪に取り込んだり、大阪のスマートシティのトレンドを発信し他国で採用されたりという循環を、産官学のステークホルダーの方々と共に生み出せると考えています。

またPlug and Play Osakaのスマートシティプログラムには、Plug and Play Japanだけでなくステークホルダーの皆様の特別な思いが込められています。新型コロナウイルス感染症が猛威を奮う中にもかかわらず、特に関西の産官学の皆様からプログラムへのご賛同、ご協力、ご支援をいただき、7社のファウンディング(創設)パートナー企業の皆様と立ち上げるプログラムになりました。

「一致団結しことにあたる精神」 と 「変化を好機として活かす柔軟さ」 が生んだこのプログラムを、Plug and Play JapanとPlug and Play Osakaの仲間とともに運営し、イノベーションを生み出し続けるスタートアップエコシステムを創造していきたいと思っています。

ーーまさに、Plug and Playが目指している「誰でもが参加できるイノベーション」ですね。Plug and Play Osakaをどのような場所にしていきたいですか?

Plug and Play Osakaを「Well-Beingなスマートシティを実現する場所」にしていきたいですね。そのために掲げているビジョンとミッションがあります。
私は2020年1月にPlug and Play Japanに入社したのですが、入社して最初に考えたことがPlug and Play Osakaのビジョンでした。

「産官学連携の元、スタートアップと大企業によるイノベーションを促進し、Well-Beingなスマートシティを実現します」

これには、3つの思いが込められています。
1つめは、一人ひとりの生活が豊かになる”Well-being”を目的に据えて、いつもこの基本姿勢に立ち戻ること。
次に、産官学連携により多様性に満ちたステークホルダーとの協業により、強烈にインパクトのある貢献を地域を挙げて実現すること。そして最後に、大企業とスタートアップの両方でビジネスを生み出す経験をしてきた私だからこそ理解し得る、イノベーションを生み出す難しさと重要性から、双方に寄り添って前進していくこと。この3つです。

また、Plug and Play Osakaの仲間やステークホルダーの皆様とこのビジョンを叶えるために取り組むこととして、以下の3つのミッションを掲げています。

①大阪を世界のスタートアップエコシステムに連結する
②京阪神でのイノベーションを創出する
③起業家の輩出と底上げを行う

Plug and Play Osakaはこのビジョンとミッションによって事業を進め、経済的なインパクトと社会的なインパクトの両方を追い求めるプログラムにしていきたいと考えています。

スマートシティとは?

『都市の抱える諸課題に対して、ICT. 等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全. 体最適化が図られる持続可能な都市または地区』
(平成30年8月 国土交通省都市局「スマートシティの実現に向けて」中間とりまとめ より)