医療機関向けSaaSプラットフォームを提供する メディグルに出資 ~医療DXを加速し、持続可能な地域医療の実現へ~
2025/04/11

Plug and Play Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ヴィンセント・フィリップ、以下「Plug and Play Japan」)は、地域医療連携の総合支援システムを提供するメディグル株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役 中嶋 秀樹 、以下「メディグル」)に出資したことをお知らせいたします。
■ 出資の背景と狙い
日本の医療機関は、慢性的な人手不足やデジタル化の遅れといった課題に直面しています。特に、患者紹介の業務は依然として電話や書面というアナログな手段に依拠しており、基幹病院と地域のクリニックの連携不足が指摘されています。
メディグルは、こうした課題を解決するため、医療機関向けのSaaS(サース)プラットフォームを開発・提供しています。同社のサービスは、基幹病院が高度な専門治療を担い、地域のクリニックが長期的な患者対応を行うという役割分担を支援し、患者紹介業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)することで、医療機関の負担軽減と患者の適切な治療環境の確保を実現します。すでに500以上の基幹病院への導入実績を持ち、その有効性が証明されています。
Plug and Playは、グローバルで多数のヘルスケア関連スタートアップへの投資実績を有しており、その知見をもとに、日本の医療現場のDXを推進するメディグルの成長性と実行力に大きな可能性を感じ、このたびの出資を決定しました。
■ メディグルの特徴
- 1. 患者紹介業務のDXによる医療機関の負担軽減
メディグルは、医療機関間の患者紹介プロセスをデジタル化し、基幹病院と地域クリニックとのマッチング、紹介状管理、データ連携を効率化することで、医療従事者の業務負担を軽減します。
- 2. 基幹病院と地域クリニックの連携強化
データ分析、施設検索、予約システムといったメディグルのプラットフォームを活用することで、基幹病院が専門治療に集中でき、地域クリニックが長期的な患者管理を担うという医療提供体制を実現します。
- 3. 導入実績と高い市場適合性
慶應義塾大学病院、広島大学病院をはじめ、全国で500以上の基幹病院がすでにメディグルを導入しており、医療業界での高い実績を誇ります。

Plug and Playは、今回の出資を通じてメディグルの成長を支援し、日本の医療機関の業務効率化と患者さんへのサービス向上に貢献してまいります。メディグルと協力しながら、より多くの医療機関への導入を促進し、医療DXの発展を後押ししてまいります。

- メディグル株式会社 代表取締役 中嶋秀樹氏のコメント
このたびはご出資に加え、大企業と医療機関とのネットワーク構築、さらに米国市場や海外進出に関する情報・ネットワークのご支援をいただけることに、大きな感謝と期待を寄せております。Plug and Play様とのご縁を通じて、私たちは「医療者と共に医療の仕組みをよくする」という挑戦をさらに加速させ、より多くの医療機関と新たな価値を共創してまいります。

- 担当キャピタリスト Senior Ventures Associate 毛利 拓樹のコメント
高齢化と労働人口の減少が進む中、医療リソースの適切な配分はこれまで以上に重要となっており、メディグル社のサービスはその本質的な解決策として、医療業界に不可欠な存在だと信じています。紙ベースの業務が根強く残る医療現場においても急速に導入が進んでいるのは、中嶋CEOを中心とする、現場を知り尽くしたチームが「本当に使えるもの」を徹底的に追求されている成果だと感じています。私たちPlug and Playは、豊富な大企業ネットワークとグローバルにおけるヘルスケア分野の知見を活かし、メディグル社による医療業界の変革を全力で後押ししてまいります。
- メディグル会社概要
会社名:メディグル株式会社
代表者:代表取締役 中嶋 秀樹
事業内容:医療機関向けITサービスの提供
設立年月:2022年1月11日
所在地:大阪府大阪市西区江戸堀1-22-17 江戸堀イーストビル6F
Website:https://medigle.jp/
- Plug and Play Venturesについて
Plug and Playの投資部門であるPlug and Play Ventures は、投資件数において世界で最も活発なベンチャーキャピタルの1つです。これまでに2,000社以上の投資実績を有し、多数のユニコーン企業を輩出してきました。
投資先一例:PayPal, SoundHound, Course Hero, Dropbox, LendingClub, Honey, Guardant Health, N26, Rappi, Hippo, Apply Board, Kustomer, BigIDなど。
年間約250社に投資を行っており、これまでのポートフォリオ企業のうち、31社がユニコーン企業となりました。日本では2019年から本格的に投資活動をスタートし、アクセラレータープログラムへの採択の如何や事業領域を問わず、国内スタートアップを対象に投資を実施しています。Plug and Play投資先ユニコーン企業30社
https://japan.plugandplaytechcenter.com/ebooks/unicorn-report-2022/
- Plug and Play Japanについて
Plug and Play Japanは、世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルの日本支社です。シリコンバレー発のイノベーションプラットフォームとして、現在では40社以上におよぶ各業界を牽引する企業・団体がパートナーとして参画しています。当社はグローバルネットワークを活かした「大手企業のイノベーション支援」「業界横断型アクセラレータープログラム」「スタートアップ投資」「政府・自治体連携によるスタートアップの海外展開支援」を強みとしており、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップと大手企業との共創を支援しています。
- Plug and Play Japan会社概要
名称:Plug and Play Japan株式会社
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10−8 渋谷道玄坂東急ビル1F
代表者:代表取締役社長 ヴィンセント・フィリップ
URL:http://japan.plugandplaytechcenter.com/
設立年月日:2017年7月14日
- 本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先
Plug and Play Japan株式会社
担当:神野千代
Email:press-japan@pnptc.com