電波新聞に、アクセラレータープログラム採択企業IGSA社のAI音声解析技術が掲載されました。
2025/01/21
電波新聞に、認知症2025年問題の解決策としてIGSA社のAI音声解析技術が掲載されました。
Plug and Playの出資先IGSA社は、音声AIを活用した軽度認知障害(MCI)の早期スクリーニングサービス「ToSCA(トスカ)」を開発しています。MCIは認知症の前段階にあたる状態で、早期に発見・対処することで進行を遅らせたり、回復が見込める可能性があります。IGSAの技術は、単なる回答内容だけでなく、発話のリズムや言語構造、思考プロセスを含む音声データを解析することで、従来の方法では見逃されがちだった兆候の検出を可能にします。
本技術はスマートフォンアプリに実装されており、自宅でも気軽にMCIスクリーニングが可能。病院に行くほどではないが不安を感じている人々にとって、早期検査の入り口となることが期待されています。東京都健康長寿医療センター研究所との共同研究も進行中で、昨年10月から同社のアプリを活用した検診がスタート。今年4月には正式サービスとして提供を開始し、今後は医療機関にとどまらず、企業や自治体との連携も見据えています。
IGSA社は2022年8月に設立。AI研究で知られる東京大学・松尾研究室発のスタートアップ企業であり、認知症2025年問題への対策をはじめ、社会課題の解決を目指すディープテック企業として注目されています。
■ 記事タイトル:「認知症2025年問題」の解決にAI活用
■ 記事リンク: https://dempa-digital.com/article/628615