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サステナビリティ領域で注目の国内スタートアップ5社

2024/05/22

サステナビリティとは環境保護・社会開発・経済発展を主な軸とし、社会全体の持続可能な発展を目指すことを指しています。その具体的目標であるのが、2015年9月に国連サミットで加盟国の全会一致で採択されたSDGsです。SDGsが採択されてから9年。企業・組織・団体は2030年までにSDGsで定められた17の目標を達成すべく、重要課題の解決に向けて取り組みを加速させています。
この取り組みをさらに加速させていくうえで、スタートアップが有する先進技術を企業、組織、団体の活動に利活用することは非常に重要です。今回、Plug and Play Japanではサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを加速させる、注目すべき国内スタートアップ5社をご紹介します。


Writer: Megumi Shoei


株式会社アジラ:あらゆる分野に応用できる「行動認識AI」を根幹技術としたサービスを展開

#行動認識AI #セキュリティツール #誰もが安心安全に住み続けられるまちづくりを | SDGs Goal: 「住み続けられるまちづくりを」

警備にはじまり、あらゆる分野に応用できる「行動認識AI」がアジラのプロダクトの根幹です。現在は映像解析AIを利用した「AI Security asilla」をプロダクト展開しており、防犯カメラに映る人の行動をAIが認識し、通常とは異なる行動や転倒や急病人を検知した際に即時に通知し、車椅子ユーザーや白杖ユーザーなどの早期介助が必要な方の検知を行う「見守り機能」も実装しています。推定精度や検知スピードは世界トップクラスの技術を誇り、これまでは見落としていた迷惑行為や不審行動、事故予備軍となる事象などを早期発見し、事件事故の発生を未然に防ぎ、迅速な対応が可能となります。アジラは行動認識AIを軸にした技術の力で、万人に優しい環境構築を行い、安心安全な世界の実現を目指しています。

Biodata Bank株式会社:熱中症予防ウェアラブルデバイス「熱中対策ウォッチ カナリアPlus」を展開

#熱ごもりセンサー #深部体温推定技術 #暑熱下でのリスクを減らし誰もが安全に暮らせる生活を| SDGs Goal: 「気候変動に具体的な対策を」「すべての人に健康と福祉を」

2018年に創業し、世界初の非侵襲の深部体温推定技術を開発。独自のアルゴリズムを用いて深部体温を推定し、熱中症予防が可能なワンシーズン使い切りウェアラブルデバイス「熱中対策ウォッチ カナリア Plus™」を展開しています。本デバイスは、身体の熱の産出と放散を検知する独自の技術「熱ごもりセンサー®︎(特許取得済み)」を搭載しており、建設業・製造業・エネルギー関連事業など、暑熱下で働く人々を抱える2000社以上の企業へ導入が進んでいます。環境省やフランスでの大規模実験も実施しており、リスクを事前に知る暑熱対策の新しいスタンダードとして、さまざまな課題解決を通してより豊かな生活を実現することを目指しています。

fabula 株式会社:さまざまな⾷品廃棄物から新素材を作る技術を活用し、従来のコンクリートと比べ約4倍の曲げ強度を有する新素材を開発

#食品ゴミによる新素材 #食品廃棄物のアップサイクル #廃棄処理問題の新たな解決法 |SDGs GOAL: 「気候変動に具体的な対策を」「陸の豊かさも守ろう」「海の豊かさを守ろう」

さまざまな⾷品廃棄物から新素材を作る技術を有しており、⾷品廃棄物を乾燥させ、粉末状にし、その粉末を⾦型に⼊れて熱圧縮することで新たな素材を作り出しています。素材の乾燥⽅法や粉末の粒度、成型時の温度によって、無数の⾊やテクスチャー、⾹りなどの特徴を⽣み出すことができます。⽩菜の廃棄物で作った素材では、従来のコンクリートと比較し約4倍の曲げ強度を誇り、厚さ5mmで30kgの荷重に耐えることができることから、将来的には建材などへの使⽤も期待されています。さらに、⾷品廃棄物から加工された100%自然由来の⼩物や家具、建築材料など、さまざまな製品も提供しています。

リンクス株式会社:視覚障がい者ナビゲーションシステムアプリ「shikAI(シカイ)」を展開

#QRナビゲーションシステム #オーディオガイド #①シームレスな社会の実現 ②全ての人が安心して生活できる世界|SDGs GOAL: 「平和と公正をすべての人に」「住み続けられる街づくりを」

東京メトロとのオープンイノベーションをきっかけに視覚障がい者QRナビゲーションシステムアプリ「shikAI(シカイ)」を開発。駅構内の点字ブロックに表示したQRコードを、専用アプリで起動したスマートフォンのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの正確な移動ルートを導き出し、音声で目的地までナビゲートするシステムです。

各QRコードには正確な位置情報が紐づけられており、視覚障がい者の方が迷うことなく、ホームから改札を通り出口まで向かうことを支援します。*

*iPhoneには画面読み上げ機能が標準装備されてることから、視覚障害者の方々にはiPhoneユーザーが多いという現状を考慮し、現時点ではiPhone向けの製品となっています。

SPACECOOL株式会社:放射冷却技術を使用した新素材「SPACECOOL(スペースクール)」を開発・販売

#放射冷却技術 #ゼロエネルギー #ゼロエネルギーで低温を届ける|SDGs GOAL: 「気候変動に具体的な対策を」

「放射冷却素材を通じた人・モノ・社会の暑熱環境の改善」をミッションに、太陽熱の遮断、熱吸収の抑制、宇宙への放熱を目的に、独自の光学設計に基づき、新素材「SPACECOOL」を開発。独自の多層構造によって、太陽光をブロックし熱吸収を抑える遮熱機能と、「大気の窓」の波長域の赤外線を増大し、宇宙に放射を行うことで熱を捨てる放射冷却機能の両立を実現しました。これによりゼロエネルギーでも外気気温より2〜6℃低く、かつ冷却能力は70〜100W/㎡と、体感温度としての涼しさを提供することが可能です。現在はSPACECOOLを活用し、フィルムやマグネットシート、ターポリン・キャンバスや建築用膜材料などを提供・販売しています。

環境や経済に配慮しながら持続可能な社会の発展を実現するには、政府や企業の取り組みだけではなく、国を超えた協力体制や、これまでの既存概念にとらわれない先進的な取り組みが必要です。これまで蓄積してきた根深い社会課題を解決するには、オープンイノベーションへの取り組みやスタートアップが生み出す革新的なテクノロジーがキーポイントとなってくると言えるでしょう。

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