• Event Report
  • Fintech

東京センチュリー新規事業スキルアップセミナー

2022/11/04

2022年8月1日、東京センチュリー株式会社(以下、東京センチュリー)の各事業分野の若手・中堅社員を対象に、事業計画立案の基礎知識とノウハウを学ぶセミナーがPlug and Play Japan渋谷センタープレイスオフィスにて開催されました。

新規事業立ち上げやパートナー企業との事業共創シーンにおけるオープンイノベーションの重要性や、事業計画の作成法などを社員に体感して欲しいという東京センチュリーからの要望を受け、Plug and Play Japanより株式会社プロフィナンス*(以下、プロフィナンス)に打診させていただきセミナーが実現しました

セミナーの前半では、プロフィナンス代表取締役 木村義弘様を講師にお招きし、新規事業を行うの事業計画との向き合い方を伺いました。後半では東京センチュリー、プロフィナンス、Plug and Play Japanの3社間で新規事業への挑戦に向けて重要な要素や課題についてディスカッションを行いました。


Chisa Taguchi

Partner Success Manager, Fintech


Speaker/Panelist: 木村義弘氏

株式会社プロフィナンス 代表取締役


Panelist: 溪本弘樹氏

東京センチュリー株式会社 経営企画部兼ストラクチャード・ファイナンス部


Panelist: 今入優馬氏

東京センチュリー株式会社 経営企画部兼ストラクチャード・ファイナンス部


Panelist: 荒井 良史彦

Plug and Play Japan株式会社 Program Lead, Fintech


Moderator (Introduction): 下平涼子氏

東京センチュリー株式会社 経営企画部門 DX戦略部 担当課長


Moderator(Panel Discussion): 高野 信作氏

東京センチュリー株式会社 経営企画部門 DX戦略部 担当課長


第一部:講演「事業計画との向き合い方」

(司会:東京センチュリー下平氏、画像提供元:東京センチュリー)

(プロフィナンス木村氏、画像提供元:東京センチュリー)

(画像提供元:プロフィナンス)

第一部では、プロフィナンス木村氏から事業計画の意義・役割、計画立案のアプローチや収益構造の考え方、また新規事業創出にあたって実際にどのように事業計画を活用できるのかをお話しいただきました。木村氏からは「事業計画を立てることで、リソースやリスクなど成長に必要なことを可視化することができるため、新規事業の成功に向けて確かな一歩を踏み出せる」と事業計画がなぜ必要なのかご説明いただきました。

また「どこから事業計画を立てれば良いか分からない」という問題に対して、身近で誰もがイメージしやすい飲食チェーン店のモデルを事例として収益構造の分解を受講者が実際に行い、事業計画を立てる際にどのような観点でアプローチすることが効果的なのかについてグループディスカッションを行いました。

<参加者の声>

・キーとなるKPIを見つける重要性を知り、中期経営計画の策定でも取り入れていきたいと思った

・事業計画づくりは頭の整理という考えに驚いた

・事業計画を立てる際にどうやればいいのか、どこまでやればいいのか分かっていなかったので、講演を聞いて理解度が増した

第二部:パネルディスカッション「新規事業への挑戦に向けて」

パネルディスカッションでは、東京センチュリー高野氏がモデレーターとなり、プロフィナンス木村氏、東京センチュリー社内の新規事業提案制度「第一回TC Biz Challenge」最終候補者の溪本氏、今入氏、Plug and Play Japan荒井の4名にて、新規事業に取り組む中で感じたやりがいや課題、新規事業創出に向けて原体験をどう見つけるか等の議論が行われました。

(東京センチュリー高野氏 画像提供元:東京センチュリー)

ディスカッションのキーワードとなったのが「周囲を巻き込む力」。新規事業を推進していくうえでは、 地道なコミュニケーションを通じて社内の理解を得ていくことが重要、という考えがパネリストと受講者の間で共有されました。

溪本氏は「業務に関連し広く情報を収集するなかで面白いと感じる技術に出会った。TC Biz Challengeに“まずは応募してみよう”と行動したことが今に繋がっている。社内外の協力を得ながら、事業化に向けて悩みつつも楽しんでいる」と、自ら考え、主体的に行動することの大切さについて経験を語ってくださいました。

(東京センチュリー溪本氏、画像提供元:東京センチュリー)

(東京センチュリー今入氏、画像提供元:東京センチュリー)

木村氏も「起業するにあたって、自分が苦労した経験や、業務上改善したいと強く思う原体験が必要。しかし自分の場合も急にアイディアが降ってきたのではなく、日常の業務に対して真剣に向き合ったことで自分が解決したい課題が見えてきた」とこの意見に同意を述べました。

今入氏からは「自らが最終決定者となり、自身の行動に対する反応を周囲から直接得られることが大きなやりがいであるが、同時に社内をどれだけ巻き込めるかが重要となってくる」と現在新規事業に取り組む中で感じていることについて伺うことが出来ました。

最後に荒井からは、「他の金融機関でも非金融領域で新規事業創出が進んできているが、その種の事業は社内の新規事業提案制度やスタートアップの技術起点で社内から創出されているケースも多い」と他社金融機関の事例が共有されました。

(左からプロフィナンス木村氏、Plug and Play荒井、画像提供元:東京センチュリー)

<参加者の声>

・TC Biz Challenge通過者の応募のきっかけや学びが聞けて、刺激になった

・セミナーでの学びをどう仕事に生かすかが重要なので、頑張りたい

まとめ

協業以外の面で大企業とスタートアップによる連携事例として、今回の取組みは大企業の社内におけるオープンイノベーションへの理解促進に効果的なセミナーになったと思います。

 

加えてセミナーを開催したことで、東京センチュリー社内におけるTC Biz Challengeの認知拡大にも繋げられたと同時に、日常の業務に新たな発見がないか日頃からアンテナを高くする重要性や、情熱を持って挑戦する社員を社内全体で応援する大切さを改めて学ぶ良い機会となったのではないかと思います。

 

Plug and Play Japanとしても、協業という枠組みに囚われず、幅広い形で大企業とスタートアップが連携できるように引き続き支援を強化していきたいと思います。

Plug and Play Japan の最新ニュースをNews Letter でお届けします!