Meet the Team | Hardtech & Health Vertical

H&Hチーム紹介|歴史と伝統の都市で、新しい答えを探し続けるチーム
高元 丈治 / Joji Takamoto
Director, Kyoto
早稲田大学卒業後、事業会社にて海外営業、新規事業開発、 ベンチャー出資に携わる。Columbia Business School にて MBA 取得後 Plug and Play Kyoto に参画。登山と写真が趣味。 家庭では睡眠不足と戦いつつ二児の父として奮闘中。
岩崎 誠司 / Seiji Iwasaki
Business Development, Kyoto
関西学院大学卒業後、外資系製薬会社にて MR を経験した後、 シリコンバレーのスタートアップを経て、京都拠点立ち上げ 前に Plug and Play Japan にジョイン。誰とでも友達になるの が特技。カラオケでは美声を披露してくれる。関西愛が強い。
大岩 晴矩 / Harunori Oiwa
Ventures Analyst, Kyoto
大阪大学大学院にてバイオの研究をしていた Plug and Play Kyoto 唯一の理系。医薬品開発、シリコンバレーのコンサル ティング会社、バイオ系スタートアップを経て Plug and Play Kyoto に参画。クールな雰囲気に反して無類のサウナ好き。料理が趣味。
ウィル・ティアン / Will Tian
Program Manager, Kyoto
UNC Charlotte 卒業後、京都のホテルでのマネージャー職を経 て Plug and Play Kyoto に参画。バスケットボール大好きでアスレジャーファッションが基本。写真と動画制作が得意。大文字山に 20分で登れる。アメリカ出身。
なぜ、Plug and Play Japanなのか。 なぜ、Hardtech & Health Verticalなのか。
- Haru
も と も と 大 阪 大 学 で 心 不 全 の 研 究 を し て い ま し た 。 その後新薬の開発を4年間くらいやっていたんですけど、 日 系 ・ 外 資 系 両 方 の 新 薬 の 開 発 プ ロ ジ ェ ク ト を 受 託 し て い く中で、日系企業のプレゼンスの低さに課題を感じていた んです。 アメリカの企業のプレゼンスが大きく、そういったビジネス が生まれる土壌はどういったものなのか、実際にアメリカ に行って見てみようと思ってシアトルに約9ヶ月間留学しま した。
またシアトル にはアマゾンや マイクロソフトのオフィスも あるのでそこでAI関係の話を聞いたり。アメリカの留学生 は卒業後OPTといって最大1年間期間企業で働ける制度 が あ る の で 、シ ア ト ル の マ ー ケ テ ィ ン グ コ ン サ ル と 、シ リ コ ンバレーのライフサイエンス・コンサルティングファームで 働いていたんですが、シリコンバレーのオフィスがPlug and Play本社のすぐ近くで。自転車で10分くらいの所です。そこ で「シリコンバレーIT業界日本人飲み会」みたいなのがあっ て、そのイベントに何回か参加していて、Plug and Playの事 を知りました。
本社でも採用をしていたので応募 し て み た ん で す け ど 、 「Health分野の立ち上げを日本で計画しているから、そち ら の 方 が フ ィ ッ ト す る ん じ ゃ な い ? 」と 言 わ れ て 、一時帰国
したタ イ ミ ン グ で 面接を受 け 、入 社に至りました 。
- Seiji
僕が入社したのは去年の3月です。もともとは製薬 業界とか、病院のデジタルトランスフォーメーションとか、 医療機関向けの窓口的な仕事をしていました。2018年に サンフランシスコのスタートアップで半年間インターンを し た の で す が 、そ こ も 病 院 の セ キ ュ リ テ ィ 関 係 の ビ ジ ネ ス を展開していました。実はその時に住んでいたのがサニ ー ベ ー ル だ っ た ん で す 。Haruくんと同 じ で 、僕 も 徒 歩 1 0 分 くらいだったのと、知り合いが当時働いていたのでPlug and Playにはよく行っていました。 アメリカではなく日本で働きたいと帰国したのですが、次 何しようかなと考えている時にPlug and Play Japanが東 京にあるということを知って応募したのがきっかけです。
そこから、まずは内木さん(COO)と会って京都拠点立ち上 げの話を聞きました。僕は実家が関西なので関西にいた かったのと、ヘルスケアのテーマも自分が今までいた業界 だし、タイミング的にいいなと思ってジョインしました。
- Will
反対に僕は Plug and Play とは何のつながりもな かったんです。同志社大学への交換留学の後は京都のホ テルで働いていたんですが、辞めてアメリカに帰ったんで す。仕事を探して、NBAのシャーロット・ホーネッツのメディ アマネジャーを受けたりしていたんですが、その頃たまた まLinkedInで Plug and Play Japan がオススメされてきま した。最初は内木さんに面接してもらったんですが、「京都 いいですよねー」みたいな雑談でした ね( 笑 )。 面接の間ずっと、もう一度京都に帰って来たいかどうか考えていました 。でも京都でスタートアップエコシステムを作るという仕事は すごく面白そうと思ったんです 。最初に留学で来た時から京都のことはすごく好きだし、第二の故郷 みたいな感じがしています。
- Joji
大学を卒業して6年間、事業会社で海外営業・商品 企画をやった後、2015年にニューヨークにあるコロンビア 大 学 の ビ ジ ネ ス ス ク ー ル に 留 学 し ま し た 。コ ロ ン ビ ア は 東 海岸のエスタブリッシュメントな感じで、卒業後は投資銀 行やコンサルティングなどにいく人が多いイメージですけ ど、その頃からベンチャーキャピタルやスタートアップ関連 の 授 業 も す ご く 増 え て き て い て 、実 際 に 起 業 し て い る 先 輩 やクラスメートもいて、従来のキャリア観も変化しているの を感じていました。 また、実際にVCで働いているベンチャーキャピタリストが 教えている授業を受けて、すごく面白かったというのも今 に到るきっかけの一つだったりします。
帰国後は事業会社でスタートアップを含む投資を担当し ていました。実際にスタートアップと話をして、戦略的にフィ ットがあるのかどうかを判断したり、投資先のスタートアッ プ へ の サ ポ ー ト な ど を 担 当 し て い ま し た 。ま た 新 規 事 業 部 門と連携して自社の事業立ち上げにもかかわっていたの で、社内の新規事業と社外のスタートアップを育てること の両方をやっていたんです。
両方とも難しいのですが、社内での新規事業に関してはい わ ゆ る イ ノ ベ ー シ ョ ン の ジ レ ン マ を 目 の 当 た り に し て 、外 部 スタートアップをより積極的に活用していった方が可能性 があるのではないかと感じていました。そんな中、知人を 通じてPlug and Playが京都拠点を作るという噂を聞きつ けまして、立ち上げメンバーとして立候補しました。
Plug and Play Kyotoのいいところとは
- Joji
Plug and Playの良い点としては、仕組みとしてもの凄くユニークというか、今までなかったような新しい仕組み で、なおかつグローバルレベルでものすごく大きなプラッ トフォームになっているというところだと思います。もちろ ん自分としてもがんばらなきゃいけないんですが、ある程 度シリコンバレーで成功していて確立されたものがあるの で、それを京都に持ってこれるというのが面白いですね。
京都って独特な文化というか、保守的だと思われがちなと ころがあると思うんです。でもそんなところにシリコンバレ ーという文化を持ってくるというのは、「全く違うもの」を持 っていきて新しいものを創っている感じが面白いですね。
文化的にも、すごく親和性がある側面と全然違う側面とがあると思っていて。でも親和性が一部あるから入ってこれ てる部分はあると思います。新しいものが好きだし、新しい ことにチャレンジしてみようとか、海外のものを取り入れて み よ う と か 、そういうとこが親 和 性 が あ って面白いですね。
- Haru
単純に、いろんな国のスタートアップと話できるの ってなかなかできない経験だなと思っています。一週間の うちでも、国内だけでなく、中東とかヨーロッパとかアメリ カとか、いろんなタイムゾーンの企業と話す機会をいただ けていて。かつ、その国とか文化とか人によって課題意識 が違っているから、「そういう事業をやっているんだ」「そういう解決方法で取り組んでいるんだ」っていう発見がすご く興味深いんです。
イ ス ラ エ ル だ っ た ら 、軍 事 技 術 に 沿 っ て テクノロジ ー が発展しているので技術力が強かったりしますし、この前実施したイベント『新型コロナウイルスに立ち向かうテクノロジ ーとは』に登壇してもらったbinah.ai*1なんて、もう13社目く らいのシリアルアントレプレナーなんです。そういう方とも お話できるような機会が得られるっていうのはすごく良い ですね。
- Will
心の底からいうけど、Plug and Playに入って最高の 経験はチームワーク。京都でみんなと働けていることが、こ の 仕 事 で 一 番良かったことです 。そして 何 も か も が 新 鮮 。 学ぶこと、理解することがすごくたくさんあるんです。プロ グラム全体の構成など、少しずつ理解してきてはいるけど、 入社した時にはすでにBatch 1のコンテンツはもう既にある 程度決まっていたので、入社してすぐは正直大変でした。
Batch 1を通して、みんながいろいろ教えてくれたと思い ます。様々なサポートやフィードバックをチームからもらえ ます。これからBatch 2が始まるけど、まだいろんなチャレンジ があるだろうなと思っています。タイムマネジメント、意思決 定、プロセス管理、チームマネジメント、ロジスティックス、 そして全部がオンラインになっていくのは、今だからこその チャレンジですね。
今季のプログラムマネジャーの仕事が思うようにできた ら、これから先すごくいろんな可能性が広がると思います。
- Haru
あと、チームメイトで銭湯とサウナにいける(笑)。
- Joji
Willの言ってたことに重ねると、チャレンジングとい
うのはあるんだけど、「答えがまだ決まっていない世界」と いうのがすごく大きい。常にトライアル&エラーで、最適な 答えを探して動き続けていると思います。ある程度「こっち の 方 が い い だ ろ う 」と い う 方 針 や 見 立 て は 持 ち ま す が 、経 験に頼るというよりは、改めて自分たちで答えを探しにい くみたいなところ、そこがすごく面白いですね。
あと、Plug and Playって、業界のエキスパートだけが集ま っているところではなくて、若いメンバーが多いんです。逆 に業界の経験者を多く持つ人たちだけでPlug and Playを 創ろうと思ったらできないんじゃないかな。新しい視点で、 新しいことを試行錯誤しているのが、Plug and Playの一つの 特徴でもあると思います。経験が少ないからこその見方・や り方があるからできることも結構多くて、それも面白いです。
- Seiji
スタートアップも企業パートナーも両方関わってい る の で 、個 別 に 話 す 機 会 を 持 た せ て も ら っ た り 、リ ア ル な 人間関係も生まれて、それはすごく嬉しいです。こういう仕 事 で な い と 、ス タ ー ト ア ッ プ 側 も 大 企 業 側 も 両 方 関 わ る 経 験はあまりないと思います。
あと、Deal Flowやプログラムを通してパートナー企業から のニーズや協業実績を知れるので、深い知識やいろんな インサイトを学べるところもこの仕事の醍醐味です。
今はまだハンズオンのスタートアップ支援としてできること には限界があるけど、今後経験を積んでメンターもできる ようになったら、もっと新しい世界が開けてくるな、と個人 的に思っています。
Plug and Play Kyoto で達成したいこと
- Joji
京都の歴史にPlug and Playの名を残したいですね。
京都はベンチャーの都と言われながら、この数十年間新し い大企業が生まれていない状況です。70年代~80年代く らいに今にして売上数千億円規模の企業が生まれたのを 最後に、次の世代を代表する企業が生まれていないのが 課題だとみんなが思っているそうなんです。 そのあたりがPlug and Playに期待されている役割でもあ る の で 、プ ロ グ ラ ム に 入 っ て い る ス タ ー ト ア ッ プ も も ち ろ ん、これから京都のエコシステムを活性化させていく起業 家 や 生 ま れ て く る ス タ ー ト ア ッ プ を 支 援 し て 、次 の 京 セ ラ や島津製作所になるような企業を輩出できたら最高です。
「そのきっかけはPlug and Playでした」というくらいにな れると、最高のシナリオですね。
Index
*1 : Binah.ai ウェアラブル端末が無くても心拍数、心拍変動、精神的ストレス、酸素飽和度、呼吸数などを測定・モニタリングできるビデオ形式のアプリを展開